奪え。
価格設定で悩んだことありませんか?お客さんのためを思って、精一杯安く抑えてあげようと考え、えらいこっちゃになったことはありませんか?エンドユーザーへの提供、ここでは葺き替え工事と定義させてもらいますが、そのあたりの話を書こうと思います。
あなたが普段使っている鉛筆、もしくはシャーペンやボールペン、もしかしたらクレヨンかもしれませんが、そういうの持っていると思います。で、シャーペンでいうのなら、一本200円くらいでしょうか。
この中の200円という金額の中には、何が入っていると思いますか?
材料費はもちろんのこと、小売業者までの燃料代とかも入っているはずですよね。そして当たり前のことですが、人件費も入っています。ここでいう人件費っていうのは
製造業者の社員と役員の給料とボーナス
卸し業者の社員と役員の給料とボーナス
小売業者の社員と役員の給料とボーナス
たった200円と思われるかもしれないですが、このこともしっかり考慮された金額となっているはずなのです。
社員と役員の給料やボーナス、しっかりと入っているのです。これがやはり基本となるのです。お客さんに安く提供してあげるのもいいですが、シャーペンの価格設定から学び、利益をしっかり考える必要もあるのです。
いや、これたぶんあなたは出来ていると思います。でも、一部出来ていない人がいるので書きますね。その一部って人は、今まではどこかの会社で働いていて、独立した職人さんです。こういう人たちは、金額設定の仕方をまだ把握してない人が多いのです。
その人たちに言います。
しっかり稼いだらいいのです。
今までと同じ感覚で働いてはいけません。今よりちょっと儲けたらいいではいけないのです。給料やボーナスがしっかり出る金額を設定すればいいのです。その上で、安売りではない顧客満足や感動を目指せばいいのです。自分の色を出し、お客さんと接すればいいのです。
安売りは安売りを呼び、それは業界に飛び火します。適正な価格を設定している業者がぼったくりと呼ばれ、業界が疲弊していきます。
同業者と勝負するのなら、価格以外で勝負しましょうよ!
お客さんの方を向いていないこの考え方は僕はあまり好きではないのですが、それでも、マーケティングの基本は
相手のシェアを奪うこと
これも正解の一つではあります。でも、どうせ奪うなら
楽しいことで奪って下さい。
正しいことで奪って下さい。
業界が潤って行く方法で奪って下さい。
悔しいけど、あそこのやり方は素晴らしい!!!
ここまでの考えが出来てこそ、あなたの本当の満足、社員の本当の満足、そしてお客さんの満足や感動につながるのです。
『安売りするな、価値を売れ』
その僕なりの考え方でもあります。