ノスタルジーを創ろう。
ノスタルジーという言葉を聞いてどんなことを思い浮かべますか?
ボクは、懐かしい思い出とか、少し背伸びした青春時代、今になってようやく好きになった昔の風景。そんなことがなんとなく頭に浮かびます。
ノスタルジー:<nostalgie>
「望郷」「郷愁」という意味で、過ぎ去った時代を懐かしむ心のこと。遠い懐かしさを感じさせる、 得がたいもの、失われたものなどに対して、心惹かれ、思いを馳せ、憧れや恋しさを抱くさまなどを意味する…。
こんな意味だそうです。ググったら出てきました。
最後だけボクがiPhoneで撮った写真です。この3つの画像でなんとなく分かってもらえるでしょうか?本当は日頃からそんなイメージの写真を撮り貯めていたらよかったんですけどね。
Make Nostalgie ノスタルジーを創ろう。
ボクは瓦の可能性をここに感じます。
風景を創ること
思い出を創ること
そんなことです。
新建材として様々な屋根材が出てきました。セメント屋根材であったり、ガルバリウム鋼板。その他の材質も出てきました。新しいモノはそれはそれで魅力があると思います。新しいというだけで魅力があったりしますしね。
でも、「新しい」では「懐かしい」は創れません。
「新しい」では、遠い懐かしさを感じさせることや、心惹かれ、思いを馳せ、憧れや恋しさを抱くさまなんて出来ません。スクラップ&ビルド、スクラップ&ニューではそんな気持ちを作ることは出来ません。
機能美を伝えることも大切です。でもそれよりも大切なことがあると思います。
街並みがひとつひとつ丁寧に造られる。
それには風景までも設計されている。
人々はそこに愛着と懐かしさを感じ、
いつまでもそこで暮らしていきたいと切に願ってくれる。
瓦屋根ってそんな「ノスタルジー」を創る力があると思います。
ボクら以外では出来ない仕事です。
ボクは瓦の新しい可能性なんて探さなくていいと思ってる。
ずっと受け継がれてきた意味を伝えたらそれでいいと思ってる。
瓦は、変わらない。それでいいんだと思います。
今は伝えることが出来ていない。それだけなんです。
だから、もっともっと伝えていきましょう。
僕らはエバンジェリスト。伝道師。
伝道師を一人に任せてちゃダメですよ。一人一人が伝える想いも手段も持っているのですから。みんながみんな、自分らしく自分の想いを。自分らしい手段で。
瓦でノスタルジーを創ろう。
持続する懐かしさ。
変わらない思い出。
いつでもそこにある風景。
そんなん、創りましょう。
そうすれば、世の中は変わります。必ずいい方向に変わります。
変えるのは、ボクらなんです。
今日のblog、あなたに届いたでしょうか?