洗濯機から学ぶ。「ニーズから仕事は生まれない」
仕事とは、すべて問題解決です。そんなことをいろんな本で読みました。何かお困りごとがあるから、その仕事が生まれ、人の役に立ちます。お困りごとっての様々ですけどね。
お腹がすいて困っている→飲食店が生まれる
美味しいものが食べたくて困っている→めっちゃ美味しい飲食店が生まれる(違うか)
髪が伸びてうっとおしくて困っている→散髪屋が生まれる
髪が伸びてかっこ悪くて困っている→美容室が生まれる
洗濯を簡単にしたくて困っている→桶が生まれる
洗濯をもっと簡単にしたくて困っている→洗濯機が生まれる
もっときれいに服を洗いたい→洗濯っ粉が生まれる
これは自分で洗えんわ〜→クリーニング店が生まれる
とまあ、こんな感じです。
でも、ちょっと考えてみてください。人は、本当に困っていたんでしょうか?洗濯機ネタを出したので、ここをもっと掘り下げてみます。
服が汚れたから、きれいにしたい→願望 ・お困りごとです。
簡単に洗いたい→願望・お困りごとです。
早く乾かないかな?→願望・お困りごとです。
では、洗濯機が出来たのは?
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たぶん、これ、困ってなかったと思います。
だって、想像できないから。
自分が何もせずに、勝手に洗ってくれる魔法のようなものがあるなんて、想像出来なかったはずなんです。
でも、今洗濯機がなければ困ります。
パクリ画像です。洗濯機で画像検索し、一番爽やかな画像をパクリました。
こいつ、何が書きたいんじゃって思われた方、すいません。ちゃんと書きます。これ、企業側が、お客さんの困りごとをあえて創り出したんです。お客さんは、別に洗濯機がなくったって困ってなかったのです。だって知らなかったから。でも、
自分で洗う手間が省ける
自分で洗うより、もっと綺麗に洗える
乾燥機までついてるの!?
マジか!水入らずで洗えるの?
知ってしまったら、自分の中で新たな困りごとが出来るんですね。
ズバリ書きます。
お客さんに悩みを提供しましょう。まだ気づいていない悩み、不安も提供しましょう。
そして、
お客さんが思い浮かぶ、それ以上の解決策・夢・希望を提供しましょう。
僕らは、住まいに関し、いろんな知識やスキルがあります。住まいに関するトラブルを解決する方法も知っています。でも、お客さんはもしかしたら、トラブルがあることに気がついていないかもしれないです。だったら、それをちゃんと伝えるのも、僕らの仕事だ思いませんか?
ニーズから、仕事は生まれない。